弓(リカーブボウ)の各部名称
当店では基本的に下記名称を使用しています。
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弓の各部名称

(1) ハンドル(ライザー)
弓の本体部分。多くは軽合金またはカーボン製。ハンドルに各種パーツが取り付けられることで弓が完成します。
(2) リム
弓の上下の板状の部分。この部分が撓(しな)ることで、矢を飛ばすエネルギーを生み出します。
(3)〜(6) スタビライザー
シューティング中の弓の挙動を安定させるロッド。(3)を「センタースタビライザー」、(4)を「Vバー」(5)を「サイドロッド」、(6)を「エクステンダー」と呼びます。センタースタビライザー・サイドロッドは弓の上下左右・回転方向等への無用な動きを抑えます。Vバーはサイドロッドの角度を保持し、エクステンダーはスタビライザー全体の重心を前方に移動させることで弓の飛び出しを良くします。またスタビライザー先端に装着するおもりを「ウェイト」、振動吸収を目的としたゴム製等のパーツ類を「ダンパー」と呼びます。
※これはあくまで代表的なセッティングの例で、スタビライザーのセッティングは多岐にわたります。他には「アッパーロッド」(ハンドル上部に装着し、弓の飛び出しを良くします)や「カウンター」(ハンドルのフェイス側(ストリングのある側)に装着し、発射時の弓の挙動を安定させます)等がメジャーです。
(7) サイト
的を狙うための照準器。実際に的を狙う照準点のことを「サイトピン」、サイトピンを上下左右に調整・保持するための機構を備えた装置全体を「サイト」と呼びます。
(8) レスト/プランジャー
矢を乗せるピン状の台座が「レスト」、矢を横から支えるピストン状のパーツが「プランジャー」。プランジャーはバネの力で引っ込む機構を備えており、このバネの硬さを適正に調整することで、矢がまっすぐ発射されるようにします。
(9) グリップ
ハンドルの中心の、手で握る(押す)部分。プラスティック製または木製。
(10) ストリング
弦。ストリングを引くことでリムが撓ります。ストリング自体は基本的に伸縮しません。
(11) サービング
ストリングの上下及び中心に補強のため巻いてある糸。中心付近に巻いてあるものを「センターサービング」、上下のリムに掛ける輪っか部分に巻いてあるものを「ループサービング」と呼びます。ストリングがこすれて傷むのを防ぎます。またセンターサービング上に「ノッキングポイント」(矢をつがえる位置の目印になる突起)を作ります。
(番外) クリッカー
…描き忘れたので省略。

↓ついでに矢も。
矢の各部名称
(1) シャフト
矢の本体、筒状の部分。アルミもしくはカーボン製。個々人に合った硬さ(スパイン)、長さのものを使用します。
(2) ポイント
矢の先端部分。ポイントの重量を変更することで、スパインやFOC(矢の重心の位置)を微調整できます。
(3) ノック
矢の後端部分。プラスティック製。ノックの溝をストリングにしっかりとはめます。
(4) ベイン
矢羽。矢に回転を与えることで飛翔を安定させます。

弓の選び方
じゃあ、どうやって道具を選んだらいいの?という質問の答えは、各人の求めるところによって変わってきますので、一概に言うことはできません。迷ったらお気軽にご相談ください。→ask@japan-archery.com
以下ご参考にどうぞ。

>>アーチェリーの弓をクルマに例えたら



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